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ParuPi編集部のブログではありますが、今回は内部(社内)に向けて発
信してみようと思います。
一般化したWEBですが、そもそもどのような経緯で生まれたのか?
NETは利用(あるいは使用)するものであり機能してなんぼ。かっこい
いだけのWEBサイトは無用の長物であることを考えたいと思いま
した。よかったら、お暇なときに読んでみてください。
ちなみに以下の文章は、Googlで「HTML」というキーワー
ドで検索し、トップに表示されたサイトの引用です。
HTMLとは何か
HTMLとは、HyperText Markup Languageの頭文字をとったもので
す。この名前を少し丁寧に解釈すれば、「ハイパーテキストのための、
文書に目印を付ける方法を定めた文法上の約束」ということになります。
HyperText: ハイパーテキストとは、「テキストを超えたテキスト」と
いうような意味です。つまり、通常のテキストにない機能を備えた
「超」テキストというわけです。
Markup: マークアップとは、普通の文書に目印を付ける(マークアップ
する)ことで、その部分が文書中でどんな働きをしているか(見出しな
のか、段落なのかなど)をはっきりさせようという考えです。
Language: これは、英語とか仏語とか、あるいはプログラミング言語
(*)などの「言語」というよりも、このマークアップをどんな
ルールで行うかをきちんと決めておくための約束、つまり文法という程
度の意味にとらえたほうが良いでしょう。
まだちょっとしっくりきませんか? では、これらの意味するところに
ついて、もう少し詳しく見ていきましょう。
*Eric S. Raymondによれば「ハッカーになるためにはプログラ
ミング言語の第一歩としてHTMLを勉強するといい」そうです
〔How To Become A Hacker)。正しいHTMLのスタイルは、
確かにプログラミング言語に通じるかも(もちろん、ここで言うハッ
カーは犯罪者のことではありません)。
ハイパーテキストの誕生
HyperTextとは、通常のテキストではできない機能を実現している
「超」テキストという意味です。どんなところが「超」なのでしょうか?
ハイパーテキストでは、文書を読んでいる途中で、ある語句について関
連する文献を読みたいと思ったとき、その語句からダイレクトに関連文
献を呼び出すという機能を持っています。このように文書のある部分と
別の文書を「関連づける」ことをハイパーリンク(あるいは単にリン
ク)といい、その機能を持つ文書のことを「ハイパーテキスト」と呼ん
でいます。
ハイパーテキストの概念は、1945年にアメリカのバネバー・ブッ
シュが有名な論文As We May Thinkで提唱しました。発表される
研究論文が増大して、論文を書くより読むことに時間がかかるように
なったことに危機感を覚えたブッシュは、「図書館のインデックス方
式」ではない、人間の頭脳の動作をモデルにした(連想に基づく)情報
検索の仕組みを考えました。ブッシュの考えた仮想マシンMemex
は、関連する情報の「経路」を自ら登録して拡張していける装置でした。
これはあくまで理論上のアイデアでしたが、この考え方がうまく実現す
れば、世界中のあらゆる文献が連想の鎖でつながり、ひとつの壮大な仮
想図書館を構成することができます。その後さまざまな人々がこのアイ
デアを応用し、いくつかの実用モデルを経て、1989年にティム・
バーナーズ=リー(Tim Berners-Lee)がWWW (World Wide
Web)を発明しました。
WWWとハイパーテキスト
ティムは当時、CERNという素粒子物理関係の研究所に勤めていま
した。そこには欧州の何千人もの科学者が入れ替わり立ち替わり研究に
訪れており、お互いの研究がどのようになっているのか、前任者の資料
が今はどうなっているか分からなくなってしまうということが大きな問
題となっていました。
CERNの研究が一回きりで確定していくものなら、全ての情報は大きな
1冊の書物にまとめておくことができるでしょう。実際のところ、
CERNは新しいアイデアや技術などによってどんどん変化していきます。
何かひとつの変化があるとき、普通それは組織のごく一部分に影響する
だけです。しかし実験や研究の場合、ある部分的な変更の必要が生じる
と、その時点で担当者はいったいどこまでその関連が及ぶかをくまなく
調べなくてはならないでしょう。1冊の書物を常に最新に保つこ
とは非現実的で、本の構造は常に見直さなければならないということに
なります。
Tim Berners-Lee, Information Management: A Proposal, 1989
彼が目指したシステムは、組織やプロジェクトが発展したり変化して行
くのに合わせて自在に追加・拡張できるもので、かつコンピュータの機
種などに関係なく相互に情報を交換できるというものでした。そこで彼
は、各研究者のコンピュータに保存されている文書を、組織の階層に合
わせて分類整理するのではなく、相互に「リンク」させるハイパーテキ
ストの仕組み=WWWを考案したのです。
文書の構成要素とマークアップ
WWWの目標の一つは、文書をコンピュータ処理することで、より強力な
情報システムを作ることでした。
ウェブの到達目標は次のようなものです:人間とハイパーテキストの相
互のやりとりが十分直感的に分かりやすいものとなって、コンピュータ
で読みとれる形の情報の空間が、人々の思考、やり取り、仕事のパター
ンの状態を適切に反映できること;そうすれば、コンピュータによる分
析は、極めて強力なマネジメントのツールになり得ます。我々の仕事に
おけるパターンを見いだし、大規模な組織のマネジメントを困難にする
典型的な問題から我々を解放して仕事を楽にしてくれるのです。
Tim Berners-Lee, The World Wide Web: Past, Present and Future, 1996
コンピュータが人間に代わって文書を適切に分析できるようにするため
には、その文書がコンピュータにも理解しやすい形で書かれていること
が必要です。人間は、文書の内容、文字の大きさ、レイアウトなどか
ら、どれが文書のタイトルで、どこが重要なポイントなのか分かりま
す。しかしコンピュータは、文書のレイアウトやフォントサイズだけで
は、どこをどう解釈すべきなのか判断できません。そのために、文書に
コンピュータにも分かる「目印」を付けておくことが、これらを「有益
なツール」にするために大切になります。
HTMLの「マークアップ」とは、このような目的で設計された文書をコン
ピュータにもうまく分析できる形にするための印付けの方法です。「文
書を分析する」といってもいろんなやり方がありますが、ここでまず考
えられているのは、文書の中で見出しはどこか、強調点はどこか、作者
は誰かといった要素を把握し、文書を構造として捉える*という
ことです。そのためHTMLにおいては、文書を「見出し」「段落」
「箇条書き」といった要素(文書のパーツ)の組合せとして扱います。
そして、これらの要素をコンピュータに理解できるようにマークアップ
していく約束が、HTMLのLanguageなのです。
HTMLと文書の構造
HTMLで文書の「構造」を記述するというのはちょっと大げさな言い方で
すね。むしろ各構成要素の文書中での「役割」を、環境に依存しない形
で抽象的に示す方法と考える方がしっくりきます。文書の構造という
と、章、節、項といった階層構造や、作者、制作日付などを要素として
示すものと考えるのが普通ですが、HTMLにはそのような要素タイ
プは用意されていません。こうした構造を明確に示すには、XML
の力が必要です(ただし、適切に書かれたHTMLからは、目次の自
動作成などある種の構造把握は可能です。XHTML 2.0ではもう少
しまともな構造が記述できるよう、文書型に大きな変更が加えられま
す)。
HTMLで「構造記述」というのは、そんなわけで誇大広告の嫌いはあるの
ですが、ちょっとした意識改革の標語として、本シリーズでは「構造」
という言葉を使っておきます。
よいHTMLを書こう
長い前書きになってしまいましたが、HTMLはネットワークでつな
がった世界中の文書を関連づけ、それを有益な情報としてコンピュータ
で分析できるようにする役割を持っています。サーチエンジンによる検
索データベースが実現しているのも、コンピュータのプログラムが「リ
ンク」をたどって世界の文書を収集し、その「構造」を分析・管理して
いるからです。
こうしたHTMLの機能がきちんと働くためには、HTMLがその
約束どおりに書かれていなければなりません。本来「見出し」を示すた
めのマークアップが別の目的で使われてしまうと、コンピュータが集め
てきた「見出し」集がただのゴミになってしまう恐れがあります。人間
の目に魅力的なデザインのページも、コンピュータにとっては有益な情
報が取り出せない無用の長物かもしれないのです。
本来の、「文書を環境に依存せずに共有する」ためのHTMLはシン
プルで使い方も簡単です。WWWのパワーを発揮させるために、ぜ
ひよいHTMLを使ってください。そのほうが変なテクニックを覚え
る苦労もなく、またみんなに歓迎される情報を公開でき、ひいては自分
のためにも有益になるのです。以下の章では、このような「よい」
HTMLの書き方について、分かりやすく説明していきます。






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