はじめての中沢新一

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nakazawa.jpgspacer.gif中沢新一というひとがいます。山梨市出身の宗教学者です。
糸井重里+タモリという鼎談があったのでネットから引用したいと思い
ます。
これも、暇なときに読んでみてください。

中沢新一さんの真正面からの真剣ふりおろしは、
会場のすべての人々の魂をつかんだと思います。
1500名の聴衆に「静けさのある興奮」が訪れました。

糸井重里に邪魔されながら、
タモリさんに突っこまれながら、
旧石器時代から現代につながる人間たちの姿を、
そして未来に向けての人間たちの希望を……
目の前に、想像させてくれたのです。

「はじめての中沢新一」
イベントの日の語りを、贈りもののように、
ほぼすべて、おとどけしてゆきます。

(これまでの「はじめての中沢新一」連載はこちらです)

タモリ
大学でやっていることは、
「じゃあこれからどうするんだ」
ということが
ほとんど抜きに語られているでしょ。


中沢
そうなんです。
どうすぐに役に立つんだとか、
政策とか経営とか社会学の方に
いっちゃうんですよ。
そういうんじゃないでしょう。
タモリ
ほぉ。
糸井
社会学にいくにしては、
社会学も
ちゃんと教わってないっていうか。

ぼくは広告屋じゃないですか。
さる大学で
一回来てくださいといわれてやって、
先生がなんにも知らないんですよ……。
つまり、広告がどういうものか、
ということが、
やったことがある人は
先生なんかしてないんですよ。
タモリ
うん。
糸井
つまり、そこに行きかけて
あと戻りした人が
先生をやっているわけですよ。
タモリ
評論家と同じですね。
糸井
「むずかしいから
 ぼくはうまくいかなかったよ」
ということになってしまう。
中沢
(笑)
糸井
現役の大工の棟梁が
家を建てることについて
教えるっていうことと、
同じようなことが必要なわけです。
実用の学問にしてもね。
中沢
だってぼく
宗教学をやってるけど、
自信があるのは
宗教というものをやっている人たちの
直伝ていうか、
どういうことが起こるか、というのを
大体体験でわかっていますから。

それがなくて、
宗教がどうたらこうたら
いう人たちを見ていると
本当に先生やっていていいのかな、
と感じますね。
タモリ
ほぉ。
糸井
先生という形でプールしている、
じかに仕事をしなくてもいい人たちの
数というのは
ありがたい話なんですよ。
中沢
社会福祉ですからね。
タモリ
守られているところがありますからね。
糸井
それが
なくなっちゃったときの
せちがらさというのは、まぁ思いますよ。
中沢
ありますね。
糸井
しょうがない会社で、
しょうがない人間が、
左うちわで「チミ、チミ」と
やっているのも、
まぁ福祉としてはいいと。
タモリ
それ、貨幣経済の側にたった
ものの見方ですよ。
糸井
(笑)そうですね。
タモリ
能力によってね。
中沢
それがあったから、
こういう状況に
追い込まれてしまっているんですね。
糸井
ぼくは、
先生たちを選別しろ、
だとかはいわないですよ。
だけど、違う道を探しやすくなった今は、
違う道をいく邪魔しないでほしいという。
中沢
芸術人類学というのは
違う道、違う位置っていうことで、
しかもぼくは熟考を重ねていますし、
一度、
大失敗もしているくらいですから、
そうそう、間違いはしないだろう、
と思っているんですけれども。
タモリ
これから
いろんなことが出てくるんだと思うので、
今日だけではすまないでしょうね。
どんどん広がっていくんだろうと思います。
中沢
新聞社、大学、研究所。
タモリ
これは三つ一緒になったんですから。
糸井
そうですね。毛利元就、三本の矢。
タモリ
……もうそろそろ、
駐車場がしまるので、
ほんとに終わらないと、
話はつきませんよ。
打ちあわせだけで
これ以上かかったんですから。
中沢
芸術人類学について話す15分は
じゃあ、これでいい?
タモリ
次にまわしたいと。
糸井
そうですね。
まわしましょう!
……そういう終わり方です。
中沢新一さんでした。
タモリ
どうもありがとうございました。

(イベントの会話を文字にした連載は、
 今日でおわりです。
 ご愛読、ありがとうございました)

2006-02-07-TUE

http://www.1101.com/nakazawa/

by sooky

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このページは、parupiが2007年9月13日 23:11に書いたブログ記事です。

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